# 減損処理
- 固定資産が帳簿価額以上のキャッシュを生まないと判断される時、帳簿価額を適正価格まで減らすことを言います。
- 例えば事業環境の変化、設備の陳腐化等によって発生します。
- 減損として処理した金額は、特別損失として処理します。
# 減損兆候の認識
- 帳簿価額と将来キャッシュフローの現在価値を比較して計算します。
- 帳簿価額より将来キャッシュフローが少なければ、減損兆候があると判断されます。
# 減損損失額の算出
- 具体的な減損損失の金額は、正味売却価値と使用価値を算出し、比較することで算出されます。
- 正味売却価値は、対象の固定資産を現時点で売却した場合に得られる金額のことを言います。
- 使用価値は、固定資産を使うことで将来産むと推測されるキャッシュフローの現在価値のことを言います。
- この2つを比較し、金額の多い方がその資産の価値となります。減損処理により、対象資産をこの資産価値まで減らします。
# 減損損失の計算例
- 例として以下の条件で計算します。
- ①簿価(5,000万円)
- ②正味売却価値(4,000万円)
- = 時価(4,500万円) - 処分費用(500万円)
- ③使用価値(3,950万円)
- = 各期キャッシュフロー(1,000万円) × 4年の割引(3.9505)
[STEP1] 減損兆候の認識を行います。
- ①簿価(5,000万円)と③使用価値(3,950万円)を比較すると、簿価より実際の価値が少なくなっていることが分かるので、減損兆候があることがわかります。
[STEP2] 次に減損の金額を計算します。
- ②正味売却価値(4,000万円)と③使用価値(3,950万円)を比較すると、正味売却価値の方が高いことが分かります。
- そこで、①簿価(5,000万円)から②正味売却価値(4,000万円)まで減らした場合の金額を算出します。
- 減損損失額(1,000万円) = 簿価(5,000万円) - 正味売却価値(4,000万円)
[STEP3] 減損を計上します。
- 減損損失の分だけ簿価を減らして、特別損失として計上したら、減損処理は完了です。
以上
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